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09月02日-01号

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  1. 美咲町議会 2019-09-02
    09月02日-01号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    令和 元年第 5回( 9月)定例会第 1 日 (令和元年9月2日)(1)会議の開閉時刻   開   議  午前 9時30分   解   散  午前11時53分(2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1山田雄二出席松田英二出席2藤井智江〃9江原耕司〃     欠員10岩野正則〃4形井 圓出席11貝阿彌幸善〃5延原正憲〃12山本宏治〃6左居喜次〃13金谷高子〃7林田 実〃14松島 啓〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長青野高陽建設課長國宗 順副町長忠政堅之産業観光課長立石克之政策推進監井上博登徴収対策室長櫻井 実政策推進監山本翔紅会計課長貝阿彌美和総務課長稲谷雄治旭総合支所長前田有輝理財課長篠原 恵柵原総合支所長畑尾周一地域みらい課長光嶋寛昌旭総合支所 住民福祉課長池上久子くらし安全課長浦上 彰柵原総合支所 産業建設課長山本 資住民税務課平 一範福祉事務所長牧野雅明保険年金課長山崎秀仁教育長黒瀬堅志健康推進課長清水嘉浩教育総務課長石戸光也上下水道課長牧野英一生涯学習課長赤木郁貞(4)職務の為出席した職員の職・氏名   事務局長   神 坂 健 治   書   記  杉 山 慶 介(5)日   程日 程議案番号件         名   開   会1  会議録署名議員の指名2  会期決定の件3  諸般の報告4  委員会の中間報告5要望第 3 号陳情等の報告並びに上程6議案第 82 号 ~ 議案第113号議案の報告並びに上程7  提案者の説明8  議案に対する質疑9  討論10  表決11  監査委員の平成30年度美咲町歳入歳出決算監査の報告 ○議長(松島啓君) 皆さん、おはようございます。 定例会の開会に当たり、一言ご挨拶申し上げます。 議員各位には、公私ご多忙のところご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。 先週からは梅雨前線の発達、積乱雲が帯状に連なる線状降水帯の発生により九州北部、中でも佐賀県を中心に犠牲者が出る豪雨災害があり、現在も避難を余儀なくされている方が多くあります。改めて、お悔やみ、またお見舞いを申し上げ、少しでも早い復旧、復興をお祈りいたします。 本町におきましても、昨日の防災の日に防災訓練が行われ、多くの自主防災組織も参加されました。備えあれば憂いなし、物心両面での備え、行政と地域とが一体となった防災体制の構築が必要であります。我々議会の災害時の行動指針、事業継続計画、BCPも協議中であり、特に議会の役割は防災体制と災害後の復旧、復興においての活動が主になるところで、早期に策定しなければなりません。 また、先月の8月27日から8月29日までの3日間、町内3地域での第8回議会報告会及び意見交換会にはお忙しい中、多くの町民の方が参加いただき、貴重なご意見、また叱咤激励も賜りました。アンケートも含むいただいたご意見等は、議会として対応することと執行部に伝えることに分け、今後の議会活動に十分生かしていくこと、また本定例会においても、町民の皆様の思いを胸に審議に当たることをお誓い申し上げまして、開会のご挨拶といたします。 それでは、ただいまから令和元年第5回美咲町議会定例会を開会いたします。(午前9時30分) ただいまの出席議員は13人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。 また、美咲町議会ではクールビズ運動を実施しております。その関係で議員章がつかない服装もあるとして名札を着用しておりますので、ご了承を願います。 本日の日程を報告いたします。 第1に会議録署名議員の指名、第2に会期決定の件、第3に諸般の報告、第4に委員会の中間報告、第5に陳情等の報告並びに上程、第6に議案の報告並びに上程、第7に提案者の説明、第8に議案に対する質疑、第9に討論、第10に表決、第11に監査委員の平成30年度美咲町歳入歳出決算監査の報告、以上のとおり定めますので、ご了承を願います。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、12番山本議員、13番金谷議員を指名いたします。 日程第2、会期決定の件を議題といたします。 お諮りします。 今期定例会の会期につきましては、去る8月23日、議会運営委員会を開き、協議の結果、本日から9月20日までの19日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) ご異議なしと認めます。したがって、会期は本日から9月20日までの19日間と決定いたしました。なお、議事日程につきましては、お手元に日程表を配付しておりますので、ご了承を願います。 次に、説明員として出席通知のありました者の職氏名の写しをお手元に配付しておきましたから、ご了承を願います。 日程第3、諸般の報告を行います。 まず、6月22日、久米郡森林組合通常総代会が美咲町林業センターで開催され、議長が出席しました。 6月26日、岡山県中部環境施設組合議会臨時会が真庭市で開催され、議長と左居議員が出席しました。 6月28日、津山農業協同組合総代会が津山市で開催され、議長が出席しました。 7月2日、美作岡山道路整備促進期成会ほか合同総会が岡山市で開催され、議長が出席しました。 7月5日、岡山県中部高原地域整備促進期成会総会が吉備中央町で開催され、議長が出席しました。同日、主要地方道高梁旭線道路整備促進期成会総会が吉備中央町で開催され、議長と山本議員が出席しました。 次に、7月10日、全国町村議会議長会主催町村議会広報クリニックが東京都内で開催され、議長、副議長と議会広報委員5人が出席しました。 7月12日、国道429号道路整備促進期成会総会が吉備中央町で開催され、議長が出席しました。 7月17日、久米地区更生保護大会が美咲町林業センターで開催され、議長が出席しました。 7月19日、津山圏域資源循環施設組合議会臨時会が津山市で開催され、議長が出席しました。関係市町で選挙、あるいは構成がえにより、組合議会議員8人の中から議長に津山市議会、津本辰己議員、副議長に鏡野町議会、中西省吾議員を選出、監査委員に勝央町議会、岡本良規議員の選任に同意し、閉会しました。同日、津山圏域消防組合議会臨時会が津山市で開催され、左居議員、岩野議員が出席しました。同日、津山広域事務組合議会臨時会が津山市で開催され、形井議員、林田議員が出席しました。 次に、7月22日、空港津山道路整備促進に関する要望活動を、国土交通省中国地方整備局及び岡山国道事務所で行い、議長が出席しました。 7月23日、岡山県市町村総合事務組合議会臨時会が岡山市で開催され、議長が出席しました。同日、津山圏域衛生処理組合議会臨時会が津山市で開催され、山本議員が出席しました。 次に、7月25日、津山・西川線共同バス運行対策協議会並びに津山・柵原・吉井線共同バス運行対策協議会総会が美咲町で開催され、議長が出席しました。 7月26日、国道429号道路整備促進期成会ほか合同要望を国土交通省中国地方整備局で行い、議長が出席しました。同日、岡山県北森林・林業活性化促進議員連盟総会が津山市で開催され、議長と山本議員が出席しました。 次に、7月29日、岡山県町村議会議長会主催の議員研修会が岡山市で開催され、議員多数が出席しました。 7月30日、津山圏域議長協議会役員会が津山市で開催され、議長が出席しました。同日、片上鉄道沿線地域活性化対策協議会総会が和気町役場で開催され、議長が出席しました。 次に、8月1日、主要地方道落合建部線改良促進期成会ほか合同期成会総会が真庭市で開催され、議長が出席しました。 8月2日、国道429号道路整備促進期成会ほか合同要望を東京で行い、議長が出席しました。 8月8日、空港津山道路整備促進に関する要望活動を東京で行い、議長が出席しました。 8月13日、第14回久米郡ふるさと夏まつりが美咲町中央運動公園で開催され、議員多数が参加しました。 8月19日、主要地方道高梁旭線道路整備促進期成会要望を岡山県庁で行い、議長が出席しました。 8月27日、28日、29日の3日間、町内3会場において議会報告会及び意見交換会を開催し、多数の議員が参加しました。 8月30日、岡山県町村議会議長会臨時総会が岡山市で開催され、議長が出席しました。 なお、議員派遣につきましては、お手元に結果と今後の予定を配付しておりますので、ご了承を願います。 次に、組合議会等の報告を行います。 まず、岡山県中部環境施設組合議会並びに津山圏域消防組合議会について、6番左居議員から報告を願います。 6番左居議員。 ◆6番(左居喜次君) おはようございます。6番左居でございます。 私からは、中部環境施設組合議会津山圏域消防組合議会の報告をいたします。 まず、中部環境施設組合議会の報告ですが、去る6月28日午後2時から、真庭市役所4階委員会室におきまして、令和元年第2回岡山県中部環境施設組合議会臨時会が議員8名全員の出席で開催いたしました。 最初に、議案に先立ち、議長、副議長選挙があり、指名推選により、議長には真庭市議会、古南源二議員が、副議長には美咲町議会、松島啓議員が選出され、異議なく承認されました。 次に、議案第2号では、監査委員の選任につき同意を求めることについてでは、本町の忠政堅之議員が全会一致で原案のとおり同意されました。 また、議案第3号では、岡山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の増減及び岡山県市町村総合事務組合規約の変更に関する協議についてでありますが、全会一致で原案のとおり可決承認いたしました。 以上、中部環境施設組合議会の報告とさせていただきます。 次に、津山圏域消防組合議会では、去る7月19日午後2時30分から令和元年7月津山圏域消防組合議会臨時会が1名の議員が欠席し、16名の議員の出席で開催いたしました。 まず、議案に先立ち、議長、副議長選挙が行われ、指名推選により、議長には津山市議会、岡安謙典議員が、副議長には鏡野町議会、原章倫議員が選出され、異議なく承認されました。 次に、議案6件、報告2件が上程され、議案第1号では高規格救急自動車購入についてでは、中央消防署及び日本原分署の高規格救急自動車の更新によるもので、購入価格は2台で6,485万6,000円、納期は令和2年1月31日、契約の相手方は岡山トヨタ自動車株式会社であります。 議案第2号では、工事請負契約についてでありますが、津山圏域消防組合久米南分署庁舎建設工事によるものです。契約金額は1億4,941万7,400円で、工期は契約の日から令和2年3月15日まで、契約の相手方は津山市の株式会社妹尾建設であります。 議案第3号は津山圏域消防組合火災予防条例の一部を改正する条例、議案第4号は津山圏域消防組合手数料条例の一部を改正する条例、また議案第5号は岡山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の増減及び岡山県市町村総合事務組合規約の変更についてでありますが、議案第1号から議案第5号はいずれも異議なく承認いたしました。 次に、議案第6号監査委員の選任についてでありますが、議会選出の監査委員であり、私、左居喜次が選任されました。 続きまして、報告第1号、報告第2号では、管理者が専決処分した損害賠償の額を定めることについてですが、いずれも異議なく承認いたしました。 また、議会に先立ちまして、全員協議会の場におきまして、ことしの火災・救急件数の報告がありましたが、7月17日現在の件数でありましたので、新たにことし1月1日から8月29日までの件数の報告を受けておりますので、お知らせをいたします。 まず、火災発生件数ですが、津山圏域内で68件、うち美咲町が9件でした。昨年同時期と比較では、圏域内でマイナス34件、美咲町ではマイナス4件となっております。 次に、救急出場件数ですが、圏域内で5,175件、うち美咲町では出場が484件でした。昨年同時期との比較で、圏域がプラス29件、美咲町ではマイナス39件でした。 報告は以上でございます。 ○議長(松島啓君) ご苦労さまでした。 次に、津山広域事務組合議会について、7番林田議員から報告願います。 7番林田議員。 ◆7番(林田実君) 失礼いたします。改めて、7番林田でございます。 私からは、さきの7月19日、津山市議場で開催されました津山広域事務組合議会7月臨時会について報告をいたします。 本町からは青野町長が副管理者として、また形井議員と私、林田が議員として出席いたしました。当日付議された案件は4件であります。 第1に、選挙第1号として、津山広域事務組合議会議長選挙があり、指名推選により津山市の岡安議員に決定いたしました。 第2に、選挙第2号として、同じく副議長選挙があり、議長選挙同様、指名推選により本町の形井議員に決定いたしました。 第3に、議案第1号としまして、監査委員の選任として、管理者である谷口津山市長より推薦があり、鏡野町の岸委員が全会一致で承認可決されました。 第4に、議案第2号として、岡山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の増減及び岡山県市町村総合事務組合の規約の変更についてであります。これは農業共済事務組合などの一部事務組合の異動変更があり、規約の見直しが生じたために議会の議決が必要となったためであります。本件につきましても、全会一致で異議なく承認可決となりました。 以上、簡単ではありますが、津山広域事務組合議会7月臨時会で付議された4件についての説明と報告といたします。 ○議長(松島啓君) ご苦労さまでした。 次に、津山圏域衛生処理組合議会並びに岡山県北森林・林業活性化議員連盟総会について、12番山本議員から報告願います。 12番山本議員。 ◆12番(山本宏治君) 12番山本でございます。 それでは、去る7月23日開催の津山圏域衛生処理組合議会臨時会及び7月26日に開催の岡山県北森林・林業活性化促進議員連盟総会が開催されましたので、ご報告いたします。 まず、津山圏域衛生処理組合議会臨時会では、4月の津山市市議会議員選挙の改選に伴い、構成メンバーの変更により議長、副議長の選挙があり、指名推選で議長に津山市選出、岡田康弘議員、鏡野町選出の飯綱洋平氏が副議長に当選されました。 次に、議案第1号として、岡山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の増減及び岡山県市町村総合事務組合規約の変更についての議案については、全会一致で可決といたしました。 次に、岡山県北森林・林業活性化促進議員連盟総会では、規約の改正、役員改正及び平成30年度の事業報告、歳入歳出決算報告と令和元年度の事業計画及び予算案について上程され、全会一致で承認されました。また、令和元年度から会長が西野修平議員から河本英敏議員が会長に就任されました。また、新見市より脱会の申し込みがあり、規約の改正により県北2市5町2村で運営することとなりました。本年度も第20回森林を考える岡山県民のつどいが10月26日土曜日に津山市のグリーンヒルズで開催予定であり、多くのご参加をお待ちしております。 以上、至って簡単ですが、報告といたします。 ○議長(松島啓君) ご苦労さまでした。 以上で諸般の報告を終わります。 日程第4、委員会の中間報告。 次に、閉会中に行った委員会の審査結果等について、議会広報編集特別委員会委員長の報告を求めます。 8番松田議員。 ◆8番(松田英二君) 失礼いたします。8番松田でございます。 議会広報編集特別委員会の活動につきましてご報告をさせていただきます。 当委員会では、議会閉会中の活動といたしまして、各委員の編集技能及び知識の向上を目指した研修活動を実践しております。 本年7月10日には、東京都の全国町村議員会館で行われた全国町村議会広報研修会に参加して具体的な編集技能についての研修を受けてまいりました。 全国町村議会広報研修会は、全国町村議会議長会が主催をして毎年開催をされている議会だよりの編集講習会で、数年前から東日本と西日本に分散しての講習会開催となっております。今回は西日本から55町村の議会が参加して第1から第3分科会に分かれての講習が実施され、美咲町議会は第2分科会において広報アドバイザーである金井茂樹氏からの講義を受けてまいりました。 広報紙を作成する上で基本となる3つの方針をそれぞれ理解することにより、初歩的な編集技術を習得させるための講義でありましたが、まず「デザインの原則は、まとめる・揃える・強調する・繰り返す」、「ページのレイアウトは読み易さと読者の視線を誘導する」、「フォントの活用と写真の効率的な配置を心掛ける」などについての講義を受け、現在の編集委員会に足りない部分を見詰め直すよい機会となりました。 また、議会だよりに対する具体的な批評については、美咲町議会だよりの欠点についての指摘を受け、幾つかの改善点もありましたが、全般的には高く評価された点も数多くあり、このことは各委員の自信につながり、今後の研さんにも大きく役立つものと思われます。議会だよりの作成において、全国レベルで評価を受けている議会は議員一人一人のレベルが高く、ピンチをチャンスに変えていこうとする前向きな姿勢には学ぶべきところが数多くあります。このことを肝に銘じ、今後の議会だよりの制作活動を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 以上、議会広報編集特別委員会の活動につきましてのご報告とさせていただきます。失礼いたしました。 ○議長(松島啓君) ご苦労さまでした。 以上で委員会の中間報告を終わります。 日程第5、陳情等の報告並びに上程。 お手元に配付しております文書表のとおり、要望1件を受理していますので、報告します。 職員に件名等を朗読させますので、お聞き取り願います。 議会事務局長。            〔議会事務局職員朗読〕 ○議長(松島啓君) 陳情等については、以上お聞きのとおりです。 これを一括本会議に上程します。 日程第6、議案の報告並びに上程。 お手元に配付しております提案書のとおり、本定例会に町長から各種の議案が送付されております。 職員に朗読させますので、お聞き取り願います。 議会事務局長。            〔議会事務局職員朗読〕 ○議長(松島啓君) ただいま職員が朗読しました議案を一括本会議に上程します。 日程第7、提案者の説明。 町長に挨拶並びに議案第82号から議案第113号について、提案理由、報告事案の説明を求めます。 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 皆様、おはようございます。 本日、ここに美咲町議会9月定例会を招集いたしましたところ、議員各位にはご多忙の中、ご出席をいただきましてありがとうございます。 今定例会の開会に当たり、現時点での美咲町政の成果と課題、今後の見通しについてご報告いたします。 本日は、まず振興計画の見直しについて申し上げます。 私は昨年12月の就任以降、「人輝くまちみさき」の理念のもと、町政運営を行ってまいりましたが、その羅針盤というべき振興計画の見直しは途上にあります。経緯を振り返ると、平成18年度から平成24年度までの第1次振興計画においては、世界に羽ばたく元気な美咲町を将来像に掲げ、平成25年度からは美咲町第2次振興計画により、人口維持、歳入維持を前提としたまちづくりに取り組んできました。しかし、少子・高齢化とそれに伴う人口減少は想定を大きく超え、進行し続けています。合併当時、平成17年度の国勢調査で1万6,577人だった美咲町の人口は、平成27年度の国勢調査では1万4,432人となり、2,145人減っています。来年度の国勢調査では、1万3,000人程度まで減少する見込みです。少子・高齢化と人口減少は、地域経済の低迷、税収の減少や社会保障費の増大、地域コミュニティー機能の低下など、さまざまな形で負の連鎖となって地域の活力に大きな影響を及ぼしています。このような厳しい時代の中にあっても、複雑かつ多様化する地域課題や町民ニーズに的確に対応するためには、時代の流れや将来を見据え、目指すべきまちづくりの方向性を明確にし、必要な施策にスピード感を持って取り組むことが必要です。そのため、これまで進めてきた施策を再点検し、町民、地域、議会、行政が一体となって、人口減少、歳入縮小時代のまちづくりへの転換を図り、将来に負担を残さないよう賢く収縮しながら、持続可能なまちづくりを進めていくことが重要です。 現在、これからの総合的なまちづくりの指針として、美咲町第3次振興計画を来年度からの実施に向け、策定作業中です。策定作業の見通しですが、現在、美咲町第2次振興計画の総点検と各地域での住民座談会での意見や住民アンケート調査結果の取りまとめを行っています。その後、役場内において計画の骨子を作成し、これをもとに美咲町振興計画審議会において計画の素案をご議論、決定いただく予定です。そして、計画の素案をたたき台として町議会やパブリックコメントに諮り、その意見を反映し修正したものを計画案として来年3月定例会に上程する予定です。基本的な方向性は計画の素案段階で示すことになりますが、案の作成、議会上程までは随時、最新の社会情勢や将来の見通しの変化などを反映するために、施策の追加・修正などを行いたいと考えています。 次に、6月から社会福祉協議会と共同で行っている座談会の模様についてご報告いたします。 予定している13地区のうち、11地区の座談会が終わりました。私は都合で2地区は参加できませんでしたが、延べで700人を超える住民の皆様、小学生から高齢者の方まで参加していただき、たくさんの各地域のよいところや課題、困り事、ご意見やご提案をいただくことができました。いただきました貴重な皆様の声は、美咲町第3次振興計画、第2期美咲町地方創生総合戦略の策定や、何よりこれから着実に進めていかなければならない小規模多機能自治の取り組みに生かしてまいります。小規模多機能自治による地域コミュニティーの再編とあわせて、公共施設の再整備についても取り組んでまいります。 美咲町では、合併以来、旧3町が保有していた公共施設の多くをそのまま維持してきましたが、今後の人口減少や収入減少を見据えると、既存の施設の全てを維持していくことは不可能です。また、現在、町内全域の公共施設について点検を進めていますが、相当数の施設が老朽化していることが判明し、中には使用を停止せざるを得ないほど危険と判定された施設もあります。このような状況を踏まえ、既に老朽化、遊休化している施設については順次除却していきます。今年度は、入居者がいなくなった吉ケ原のブロック住宅のうちの1棟と柵原人工スキー場跡のトイレなどの関連施設について、除却の手続を進めています。 他方で、地域にとって真に必要な施設については、集約・複合化により機能の向上を図り、規模を収縮しつつも住民の皆様に必要なサービスを提供し、便利で住みやすいまちにつくりかえていく取り組みが必要です。その第一弾の取り組みとして、旭地域では誰もが集まりコミュニケーションの輪が広がる場所づくりに向け、ニーズを把握するため住民との座談会を実施いたしました。いただいた意見をもとに、年内にも方向性を定めていく予定です。また、中央及び柵原地域についても、点検結果がまとまり次第、地域の方々の声を聞かせていただきながら検討してまいります。具体的には、中央地域においては、本庁舎、亀甲駅、亀甲商店街、中央中学校、中央総合運動公園などを含めたエリア一帯のグランドデザインについて、柵原地域においては、柵原中学校区の学校建設計画と連動させながら将来を見据えた議論を進めていきます。 引き続いて、町民の皆様の健康づくりに欠かせない保険・医療についてです。 まず、子供を対象とした取り組みですが、6月定例会でもご紹介した乳幼児の虫歯予防リーフレットの作成についてご報告します。 乳歯が生えたばかりの子供の歯を守るためには、保護者の皆様の心がけと接し方が大切です。そのため、町としても、特に若い世代にターゲットを絞り、虫歯をつくらない食べ方、歯磨きの仕方などを盛り込んだ町独自の歯科リーフレットの作成を進めてきましたが、このたび完成をいたしました。また、このリーフレットは「みさき歯っぴぃだより♪」というタイトルになっており、若い保護者の皆様の興味を引くQRコードを取り入れ、詳細なことや動画については自分のスマホで見ることができる工夫を施しています。このリーフレットは、各種イベントに活用することはもちろん、町内の歯科医院にも置いていただき、ご活用いただくこととしております。作成に当たっては、町内の歯科医師の先生に多大なるご支援とご指導をいただき、すばらしいものとすることができました。この場をおかりして、厚く御礼を申し上げます。 次に、中高年を対象とした取り組みです。 7月に旭地域において、生活習慣病の発症や重症化予防を目的として、特定健診・特定保健指導を実施しました。これは、国保加入者のうち、40歳から74歳までの方を対象としています。結果としては、対象者513人のうち170人の方に受診いただき、受診率は33.1%でした。9月には中央地域、柵原地域で特定健診・特定保健指導を予定しています。受診率の向上を目指し、より積極的な受診勧奨を進めていきます。健康な体は何よりの資本です。対象となっている方はぜひ受診いただき、生涯活躍の基礎となる健康な体をつくりましょう。 最後に、主に高齢の方に向けた取り組みとして、認知症に関する取り組みをご紹介します。 認知症になっても住みなれた地域で生活するために、医療及び介護の連携強化並びに認知症の人及びその家族への効果的な支援体制の強化を図ることを目的とし、各種事業を実施します。 まず、認定証カフェの開催です。これは認知症の人とその家族、地域の人たちが気軽に集い、認知症の人や家族の悩みを共有しながら、専門職に相談もできる場所として行っているものです。5月以降、4カ所で開催し、合計で149人もの方に参加いただきました。また、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする認知症サポーターの養成にも取り組んでいます。実績として、7月1日に美咲警察署で行った際には28人の方が、7月16日には旭小学校の6年生13人に受講いただきました。さらに、新たな取り組みとして、認知症をテーマとして認知症事業連絡会議のメンバーや職員が出演するテレビドラマを作成中です。これは認知症患者のご家族だけでなく、一般の方々にも認知症への理解を深めていただくことを目的に、1本5分程度で5本作成し、みさきタウンテレビで放映する予定です。本町としては、さきに申し上げたような取り組みにより、認知症患者の方とそのご家族への支援に取り組んでまいります。また、今月は世界アルツハイマー月間です。町民の皆様におかれましては、これを機に認知症への理解を深めていただき、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりにご参加ください。 次に、広報の充実強化についてご報告します。 私は新聞記者の経験もあり、情報発信の大切さは誰よりも認識しているところです。ただいまみさきタウンテレビでの認知症啓発テレビドラマの放映についてご紹介したところですが、みさきタウンテレビにおいては、今後、各課の職員を出演させ、行政情報の発信を積極的に行っていく予定です。また、町外の方へのPRとして卵の町をPRするため、私みずから鶏に扮し、旭小学校の児童と撮った写真が先日発売されたタウン情報おかやま9月号に掲載をされています。そのほかにも、8月21日には山陽新聞とタイアップし、美咲町をめぐるツアーの広告が全面カラーで掲載されました。このツアーは大変好評で、既に満席近い予約が入っているとの報告を受けています。加えて、先月からはホームページの改善に着手し、きめ細やかな情報発信に努めているところです。今後もさまざまなメディアを通じ情報発信を行い、町のイメージアップを図ってまいります。 続いて、教育についてです。 子供たちの夏休みも終わり、8月27日に小学校、中学校とも2学期の始業式がありました。2学期は運動会や文化祭、学習発表会などの諸行事があります。仲間と協力し、切磋琢磨しながら実りの多い2学期になることを期待しています。 さて、ことし4月に実施された全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストの結果が8月1日に発表されました。美咲町内の小学校6年生の国語と算数の平均正答率は、いずれも全国平均や県平均を上回りました。中学校3年生の国語と数学についても全国平均を上回ることができましたが、英語については全国平均や県平均を下回り、依然として課題が残ることになりました。しかし、最近の全国学力テストや岡山県学力テストの結果と比べて、今回はよく頑張ってくれました。 次に、柵原中学校区における学校建設についてですが、柵原地域の住民の方々を対象に、建設の方針について意見を集約するための説明会及び意見交換会を開催いたしました。去る8月3日を皮切りに、8カ所の自治会単位での開催と、保育園、小学校、中学校のPTAを対象として3カ所で開催いたしました。お集まりいただきました皆様には、暑い中、ご参加ありがとうございました。有識者や地域の代表で構成している柵原地域義務教育学校整備検討委員会においても、検討が佳境に差しかかっており、説明会及び意見交換会の意見を参考にしながら、近々、町長である私への答申がなされると聞いています。これからの新しい時代の新しい教育を展開するために、意欲的で先進的な内容の答申を期待しています。私としては、答申を受け次第、その内容や政府における教育改革の検討状況、地域の皆様のご意見などを総合的に勘案し、柵原地域において小中一貫教育を行う学校の建設方針を最終決定したいと考えています。新しい学校は、児童・生徒にとって最適な教育環境を整えることを第一に考え、保護者、そして地域住民にとって、安全・安心、快適で魅力的で夢のある学校でなければなりません。町民の皆様、議員各位には、前向きで建設的なご議論をお願いいたします。 生涯学習関連では、第101回全国高等学校野球選手権岡山大会が7月13日から7月28日まで行われ、エイコンスタジアムでは14日から20日までの休養日を除く6日間、出場チーム59校のうち24校、950人の高校球児が甲子園を目指して熱戦を繰り広げました。初日の開始式では、柵原ジュニアスターズの柵原西小学校6年生松尾昂太朗君と樫本銀君のバッテリーが始球式を務めてくれ、力強い投球で球場を沸かせてくれました。また、高校生を初めとするボランティアスタッフの皆さんがグラウンド整備、駐車場係、アナウンスなど、環境整備のサポートを行い、町としても熱中症対策としてスタジアム周辺、スタンドにテントを設置するなどの安全対策を行いました。大会期間を通じての総入場者数は6,927人となり、多くの皆さんとともに高校球児の活躍を応援することができました。これも大会関係者の皆様のご尽力あってのことです。どうもありがとうございました。また、8月8日から1泊2日で農村型リゾート南和気荘を拠点に行われたイングリッシュキャンプでは、小学校4年生から6年生までの60人が外国語指導助手(ALT)とともに英語で楽しく話す、学ぶ2日間を過ごしました。期間中の進行は英語のみということで、身ぶり手ぶりも使ったゲームやクイズなど、多彩なプログラムで英語に向き合うことができました。これからの英語科目の取り組み、国際的な活躍のきっかけとなることを大いに期待しています。季節は芸術の秋に移り変わりつつありますが、9月20日からは県民文化祭が開催されます。今回は美咲町が実行の中心となり、「文化がまちにある!in美作国」として、津山市、鏡野町、久米南町、美咲町で芸術家による各種イベントがあります。美咲町内では、メーンイベントとして、10月5日、6日に三休公園で芸術家による作品の公開制作、トークイベント、アートパフォーマンスが開催されます。皆様もぜひ足をお運びください。 さて、ことしも本格的な台風シーズンに入っています。先月、8月15日の台風10号の接近、通過に伴い、本町では防災体制をとりました。具体的には、前々日の13日から岡山県、岡山地方気象台から情報を収集し、14日に各部署で準備を行いました。15日は未明から発令された暴風警報とともに警戒態勢をとり、9時には災害対策本部を設置し、台風接近前の13時には町内全域にレベル3、避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。被害については、数カ所で道路への倒木、落石があったほかは、幸いにして人的被害、農作物への大きな被害はありませんでした。また、昨日、防災の日には、町内全域で台風を想定した防災訓練を実施しました。各地区からの25の自主防災組織、697人の方にご参加いただきました。加えて、関係機関からは美咲町消防団の244人の団員、津山圏域消防組合、美咲町社会福祉協議会、災害支援組織であるピースウィンズ・ジャパンからはヘリコプター1機、災害救助犬1頭を含め出動いただき、災害発生時の連携を確認しました。最終的に、役場職員133人を含め、1,000人規模を動員する美咲町始まって以来の大がかりな訓練となりました。ご参加、ご協力をいただいた皆様に感謝申し上げます。反省点としては、情報の集約や避難所の位置の確認に手間取ったことなどが上げられます。今回の訓練の結果を検証し、今後の対応に生かしてまいります。台風シーズンはしばらく続きますが、町民の皆様におかれましても、役場や気象台、テレビ、インターネットなどから最新の情報を収集していただき、非常時には命を守る行動をとってください。役場としても、空振りを恐れず警戒レベルを発令するとともに、平素から防災体制を強化していきます。その平素からの防災対策では、農業用ため池の管理及び保全が防災上重要な論点となっています。今般、法律に基づき、ことし12月末までに全ての農業用ため池の所有者、管理者の届け出が義務づけられました。この法律は、農業用ため池の情報を適切に把握し、適正な管理と保全を行い、決壊などによる災害を防止することを目的としています。災害による被害の未然防止のために、所有者、管理者の皆様は届け出をお願いします。このような平素からの防災対策に加え、被災からの迅速な復旧、復興も重要です。昨年7月豪雨災害からの復旧状況ですが、早期の工事完成を目指して建設業協会の方々も暑い中、力を尽くしていただいた結果、4割程度が完成しています。稲刈りが終わると随時工事着手となりますので、地権者皆様のご協力をよろしくお願いいたします。また、万が一、宅地裏または前面が被災した場合の堆積土砂の撤去につきましては、制度の見直しにより小規模林地等災害対策事業補助金で行えることとし、補助金上限額を10万円から50万円に拡充いたしました。 引き続き、本町の基幹産業である農林業の振興についてご報告します。 まず、農業振興については、ブドウの産地化形成に関連し、ブドウ棚やハウスの設置に関する補助事業を今年度も実施します。本町のブドウは市場の関心も非常に高く、流通量の増加が期待されており、首都圏を初め関西の市場でも高評価を得ていることから、ピオーネを中心とした品種の生産量拡大を目指し、産地づくりを継続して推進してまいります。これに関連して、7月初旬に東京大田市場にてJAつやまのブドウのトップセールスを行いました。市場の関心も非常に高く、品薄状態が続く中、流通量の増加が期待されており、産地づくりとあわせて販売促進にも協力してまいりたいと考えています。 次に、林業振興についてですが、6月定例会でもご説明したとおり、ことし4月から新たに森林経営管理法が施行され、森林所有者の経営管理の責務が明確化されるとともに、管理が義務づけられました。あわせて、事業を継続的、安定的に実施するために森林環境譲与税が創設されており、これを財源とする美咲町森林環境譲与税基金を設置したいと考えています。この基金は、間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林整備及びその促進に要する経費の財源に充てるために設置するものです。今定例会に関連の条例を上程していますので、慎重ご審議のほどよろしくお願いいたします。今後も、地域の保全と林業経営の安定化を推し進めてまいります。 ここからは、日々の町民の皆様の生活に関連する身近なものについてご説明いたします。 まず、窓口サービスの利便性の向上を目的に、今年度中の実施を予定しているマイナンバーカードを使用しての住民票などのコンビニ交付サービスにつきましては、来年2月のサービス開始に向けて準備を行っているところです。マイナンバーカードについては、再来年3月から健康保険証としての利用も開始される予定ですので、この際、マイナンバーカードの積極的な取得をお願いします。 2点目に、生活環境に関することであります。 去る7月7日に、岡山県三大河川リレー事業、旭川流域3市町合同環境学習「海ごみ」を考えようという県事業が開催され、玉野市の渋川海岸での清掃活動や海ごみに関する講座に、環境衛生協議会委員の皆様を初め、56人の町民の方にご参加いただきました。酷暑の折ではありましたが、議員の皆様にもご参加いただき、感謝申し上げます。また、8月7日には、林業センターを会場に環境アドバイザー中平徹也先生をお迎えし、海ごみに関する講演会を開催しましたところ、87人の方のご参加をいただきました。こちらについても、現在、世界的に深刻な環境問題として注目されている海ごみ問題についてご講演いただき、学習、啓発活動を実施したところです。11月3日(文化の日)は、町内一斉清掃の日です。お住まいの地域での清掃活動を行っていただき、地域の環境美化をお願いいたします。 これまでに申し上げたさまざまな取り組みを着実に推し進めていくためには、正規職員、臨時・非常勤職員問わず、優秀な職員の確保が必要不可欠であります。本定例会では、臨時・非常勤職員の待遇改善を目的として、美咲町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例案を上程しています。これまで、臨時・非常勤職員については、地方公務員法上の任用ルールが必ずしも明確でないという批判がありましたが、来年4月1日施行の改正地方公務員法により、一般職非常勤職員制度として会計年度任用職員制度が創設されることになりました。本条例案は、会計年度任用職員制度に対応するために必要なものであり、会計年度任用職員の退職金や期末手当の支給等の所要の事項について定めるものです。会計年度任用職員制度により、臨時・非常勤職員の処遇の改善、働き方改革、同一労働同一賃金の実現を図り、職員の確保を目指してまいります。他方、正規職員につきましては、全国的な人手不足の影響を受け、本町におきましても職員の確保に困難を極めている現状です。多岐にわたる住民ニーズにお応えするために、優秀な人材を確保するべく合同説明会など開催し、美咲町で働きたいと希望する熱い思いを持った若者の確保に努めてまいりました。しかしながら、令和2年度採用の美咲町職員第一次募集を行ったところ、各職種の応募人数は、事務職員5人程度の採用に対し13人、総合福祉職員3人程度の採用に対し10人、保育士2人程度の採用に対し5人であり、土木職員については2人程度の採用に対し応募がありませんでした。また、8月に募集を開始した第二次募集においても同様に低調な応募状況となり、特に土木職員については第一次募集に続き応募がありませんでした。改めて、人材不足、人員不足を痛感したところです。国全体の少子・高齢化、人口減少により、今後も当面厳しい状況が続くことが予想されます。積極的な採用活動の展開はもちろんのことですが、業務のICT化や見直しにより一層の効率化を図るとともに、各種研修や人事評価を通じ職員の能力を底上げすることにより、住民サービスの安定的な提供、質の向上に努めてまいります。 今申し上げましたように、町政の推進、住民福祉の向上のため、職員に一層の奮励努力を求めることは当然ですが、私みずから県当局への働きかけも行っています。本日、県町村会が令和2年度岡山県予算編成及び施策等に関する要望書を県知事に申し入れをする予定です。その中には、本町から提案した小・中学校の再編に対する支援、僻地における医療の確保、職員確保に対する支援、JR津山線の利便性向上、棚田地域の振興、新しい森林経営管理制度への支援といった内容が取り入れられています。どれも本町にとっては死活的に重要な課題であり、県当局の前向きな回答を期待しているところです。今後も、本町の施策の推進に理解を得るべく、必要に応じて県などの関係機関に働きかけてまいります。 令和という新しい時代を迎えて初めての夏も終わろうとしています。この夏は、町長として各地域での夏祭りや納涼祭に参加させていただきました。そこでは、地域の方々を中心に丹精込めて準備が行われ、花火や盆踊り、出店などで帰省されたお孫さんらを含め多世代が交流し、楽しむ様子が見られました。特に、南和気納涼祭では、早稲田大学、岡山大学、岡山県立大学の学生が多く祭りのスタッフとして参加をし、盛り上げていただいておりました。時代は移り変わろうとも、美咲町の宝はやはり人の力ときずなの強さであることを再認識した次第です。新町政のスタートから早くも9カ月が過ぎようとしていますが、人の力ときずなの強さを生かし、引き続き「人輝くまちみさき」という理念のもと、子供から高齢者までの多世代がお互いに支え合い、生き生きと暮らすことができる地域づくりを進めていくことをお約束申し上げます。町民の皆様、議員各位におかれましては、なお一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 以上、諸般のご報告とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 議案につきましては副町長から説明させていただきますので、お聞き取りのほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松島啓君) 忠政副町長。 ◎副町長(忠政堅之君) 失礼をいたします。 本定例会に提案させていただく議案は、条例の制定及び一部改正7件、一般会計補正予算並びに特別会計補正予算22件、平成30年度決算の認定1件、財産の取得1件、一部事務組合規約の変更1件の計32議案と報告案件3件でございます。 それでは、議案第82号から議案第113号について、提案理由並びに議案内容の説明及び報告第4号から第6号についての報告内容を説明させていただきます。 1ページ、議案第82号美咲町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例でありますが、これは地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員の給与及び費用弁償の支給等について規定するため条例を制定するものであり、施行期日は令和2年4月1日であります。 9ページ、議案第83号美咲町森林環境譲与税基金条例でありますが、森林環境譲与税が新たに創設され、間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林整備及びその促進に要する経費の財源に充てるため条例を制定するものであり、施行日は公布の日からであります。 11ページ、議案第84号消費税及び地方消費税の税率の改定に伴う関係条例の整備に関する条例でありますが、10月1日の消費税及び地方消費税の税率引き上げに伴い、公の施設の使用料等を改正するため条例を制定するものであり、施行日は公布の日から施行し、令和元年10月1日から適用するものであります。 40ページ、議案第85号美咲町印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例でありますが、印鑑登録証明事務処理要領の一部改正及び印鑑登録手続の重要性に鑑み、印鑑登録の廃止及び登録事項の修正等を代理人が行う場合、委任状を添付することを明記するため条例の一部を改正するものであり、施行日は令和元年11月5日であります。 43ページ、議案第86号美咲町税条例の一部を改正する条例でありますが、地方税法等の一部を改正する法律等が平成31年3月29日に公布されたことに伴い、条例の一部を改正するものであり、施行日は令和元年10月1日でありますが、附則に掲げる事項については当該各号に定める日から施行するものであります。 49ページ、議案第87号美咲町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例でありますが、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部改正府令に伴い、条例の一部を改正するものであり、施行日は令和元年10月1日からであります。 58ページ、議案第88号美咲町簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例でありますが、水道法の一部改正により設置された指定給水装置工事事業者の指定の変更に係る手数料を定めるため条例の一部を改正するものであります。施行日は令和元年10月1日からであります。 議案第89号令和元年度美咲町一般会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ8億3,314万3,000円を追加し、総額を109億9,831万8,000円にするものであります。 歳入の主なものは、9ページ、11款地方交付税では、普通地方交付税2億6,283万1,000円の追加であります。 次に、10ページ、15款国庫支出金3,475万7,000円の追加であります。 1項国庫負担金の災害復旧費国庫負担金は3,776万4,000円の追加、これは過年公共土木施設災害復旧事業に伴う国庫負担金であります。 また、2項国庫補助金では、地域消費喚起・生活支援型交付金の予算費目振りかえに伴う8,200万円の減額と学校施設環境改善交付金4,393万3,000円の追加、これは加美小学校大規模改修工事に伴う国庫補助金などであります。 次に、12ページ、16款県支出金3,411万8,000円の追加であります。 2項県補助金の産地パワーアップ事業補助金2,601万5,000円の追加、これはブドウ栽培面積の拡大及び収穫量の増大を目的に、生産資材を導入するための県補助金などであります。 次に、14ページ、19款繰入金4億3,582万2,000円の減額であります。これは財政調整基金繰入金の一般財源部分を減額するものであります。 次に、20款繰越金6億5,173万5,000円の追加であります。これは前年度純繰越金であります。 次に、15ページ、21款諸収入1億401万7,000円の追加であります。これは前年度の後期高齢者療養給付金の還付金2,076万1,000円と予算費目振りかえに伴うプレミアム商品券売上金8,200万円の追加などであります。 次に、16ページ、22款町債1億7,776万1,000円の追加であります。これは加美小学校大規模改修工事に伴う学校教育施設等整備事業債2億1,870万円の追加と臨時財政対策債3,383万9,000円の減額などであります。 一方、歳出でありますが、全体の共通事項といたしまして、人事異動に伴う給与等の精査を行っております。 17ページ、2款総務費3億8,247万8,000円の追加であります。これは1項総務管理費の長期振興まちづくり基金等への積立金3億6,839万4,000円の追加などであります。 次に、19ページ、3款民生費3,097万円の追加であります。 1項社会福祉費では、母子生活支援施設措置費461万4,000円の追加、老人福祉費では介護保険特別会計への繰出金118万円の追加、障害者福祉費では平成30年度障害者自立支援給付費の国庫支出金精算返還金498万9,000円の追加などであります。 2項児童福祉費では、保育所広域入所委託料1,806万6,000円の追加、3項生活保護費では平成30年度生活保護費国庫支出金精算返還金2,566万5,000円の追加などであります。 次に、23ページ、4款衛生費977万4,000円の追加であります。 1項保健衛生費では、母子保健情報連携システム改修事業80万2,000円の追加、統合簡易水道事業特別会計繰出金400万6,000円の追加などであります。 次に、24ページ、6款農林水産業費5,106万円の追加であります。 1項農業費では、下水道事業特別会計への繰出金300万円の追加、ブドウ栽培面積の拡大及び収穫量の増大を目的に行う産地パワーアップ事業補助金2,601万5,000円の追加、2項林業費では森林管理経営事業417万8,000円の追加などであります。 次に、26ページ、7款商工費52万1,000円の追加であります。これは鉱山資料館自動ドア修繕料33万1,000円の追加などであります。 次に、8款土木費1,279万6,000円の追加であります。 1項土木管理費では、中央地域残土処理場建設に伴う測量設計委託料1,370万円の追加、2項道路橋梁費では町道改良事業783万7,000円の追加、自然災害防止事業103万7,000円の追加などであります。 次に、28ページ、9款消防費109万8,000円の追加であります。これは書副地内の防火水槽の分筆測量委託料60万5,000円の追加などであります。 次に、28ページ、10款教育費2億7,196万1,000円の追加であります。これは加美小学校大規模改修事業費2億5,890万円の追加などであります。 次に、33ページ、11款災害復旧費6,307万7,000円の追加であります。 1項農林水産業施設災害復旧費では、過年災害復旧事業費478万3,000円の追加、2項公共土木施設災害復旧費では過年災害復旧事業費3,185万4,000円の追加、3項文教施設災害復旧費では過年災害復旧事業費2,594万円の追加などであります。 37ページ、議案第90号令和元年度美咲町みさきネット事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ512万7,000円を追加し、総額を7億6,378万8,000円にするものであります。これは歳入に前年度繰越金を512万7,000円追加し、歳出の人件費92万円と予備費に420万7,000円を追加するものであります。 42ページ、議案第91号令和元年度美咲町津山・柵原・吉井線共同バス運行事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ73万7,000円を減額し、総額を1,986万3,000円にするものであります。これは歳入の前年度繰越金73万7,000円を減額し、歳出の予備費を73万7,000円減額するものであります。 47ページ、議案第92号令和元年度美咲町津山・西川線共同バス運行事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ46万2,000円を追加し、総額を3,501万7,000円にするものであります。これは歳入に前年度繰越金46万2,000円を追加し、歳出のバス運営事業費に7万2,000円と予備費に39万円を追加するものであります。 51ページ、議案第93号令和元年度美咲町旭川ダム沿線バス運行事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ36万4,000円を追加し、総額を1,766万4,000円にするものであります。これは歳入に前年度繰越金36万4,000円を追加し、歳出の予備費に36万4,000円を追加するものであります。 55ページ、議案第94号令和元年度美咲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億1,353万3,000円を追加し、総額を18億5,922万7,000円にするものであります。これは歳入に前年度繰越金1億1,353万3,000円を追加し、歳出の財政調整基金積立金に5,700万円を追加し、療養給付費及び特定健康診査償還金に498万円追加、予備費に5,155万3,000円を追加するものであります。 60ページ、議案第95号令和元年度美咲町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億3,966万2,000円を追加し、総額を26億465万7,000円にするものであります。 歳入の主なものは、4款国庫支出金446万4,000円の追加、これは過年度分包括的支援事業等の交付金であります。 5款支払基金交付金103万5,000円の追加、これは過年度分の介護給付費等交付金であります。 6款県支出金225万4,000円の追加、これは過年度分包括的支援事業費等の交付金であります。 10款繰入金118万円の追加、これは一般会計繰入金88万円の追加などであります。 11款繰越金1億3,072万9,000円は前年度繰越金であります。 歳出では、介護給付費準備基金積立金に6,600万円の追加、返還金に967万5,000円の追加、予備費に6,280万7,000円の追加などであります。 69ページ、議案第96号令和元年度久米郡介護認定審査事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ19万6,000円を追加し、総額を928万2,000円にするものであります。これは歳入に前年度繰越金19万6,000円を追加し、歳出の予備費に19万6,000円追加するものであります。 73ページ、議案第97号令和元年度美咲町国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ60万5,000円を追加し、総額を339万9,000円にするものであります。歳入では一般会計繰入金に14万1,000円と繰越金に46万4,000円を追加し、歳出は一般管理費に52万5,000円の追加と予備費に8万円追加するものであります。 78ページ、議案第98号令和元年度美咲町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ85万7,000円を追加し、総額を2億4,939万3,000円にするものであります。これは歳入に前年度繰越金85万7,000円を追加し、歳出の予備費に85万7,000円を追加するものであります。 82ページ、議案第99号令和元年度美咲町柵原飯岡簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ372万7,000円を追加し、総額を2,396万8,000円にするものであります。歳入では繰越金に372万7,000円を追加し、歳出は人件費349万3,000円と予備費に23万4,000円追加するものであります。 87ページ、議案第100号令和元年度美咲町柵原北部簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,142万4,000円を追加し、総額を2億2,700万7,000円にするものであります。歳入では繰越金に3,522万4,000円と町債に1,620万円を追加し、歳出は統合簡易水道施設整備工事費に1,500万円の追加と予備費に3,229万9,000円の追加などであります。 93ページ、議案第101号令和元年度美咲町柵原中央簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,303万1,000円を追加し、総額を2億958万6,000円にするものであります。歳入では繰越金2,513万1,000円と町債に2,790万円を追加し、歳出は統合簡易水道施設整備工事費に1,500万円の追加と予備費に2,363万6,000円の追加などであります。 100ページ、議案第102号令和元年度美咲町統合簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ4,970万6,000円を追加し、総額を2億2,346万8,000円にするものであります。歳入では一般会計繰入金に400万6,000円と繰越金に310万1,000円、町債に3,960万円の追加などであります。歳出は、統合簡易水道施設整備工事費に3,639万7,000円の追加と予備費に178万1,000円の追加などであります。 108ページ、議案第103号令和元年度美咲町中央簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,146万7,000円を追加し、総額を2億9,890万3,000円にするものであります。歳入では繰越金に1,146万7,000円を追加し、歳出は維持補修費に400万円と予備費に671万円の追加などであります。 113ページ、議案第104号令和元年度美咲町中央北部簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ379万4,000円を追加し、総額を3,128万2,000円にするものであります。歳入では繰越金に379万4,000円を追加し、歳出は維持補修費に150万円と予備費に220万4,000円の追加などであります。 118ページ、議案第105号令和元年度美咲町中央打穴・大垪和簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ477万6,000円を追加し、総額を7,856万9,000円にするものであります。歳入では繰越金に477万6,000円を追加し、歳出では予備費に477万6,000円を追加するものであります。 122ページ、議案第106号令和元年度美咲町下水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ586万円追加し、総額を1億4,490万1,000円にするものであります。歳入では一般会計繰入金に300万円と繰越金に286万円を追加し、歳出は施設管理費の委託料に263万8,000円と予備費に224万6,000円の追加などであります。 128ページ、議案第107号令和元年度美咲町柵原公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,821万2,000円を追加し、総額を3億8,016万円にするものであります。歳入では繰越金に1,821万2,000円を追加し、歳出では施設管理費の委託料に377万5,000円と予備費に1,443万7,000円の追加などであります。 132ページ、議案第108号令和元年度美咲町中央公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,180万1,000円を追加し、総額を3億1,087万1,000円にするものであります。歳入では繰越金に2,180万1,000円を追加し、歳出では施設管理費の工事費に200万円と予備費に1,573万3,000円の追加などであります。 136ページ、議案第109号令和元年度美咲町用地取得造成事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,122万9,000円を追加し、総額を6,222万6,000円にするものであります。歳入では分譲地売払収入820万円と繰越金に2,302万9,000円を追加し、歳出は繰出金に2,520万円と予備費に602万9,000円を追加するものであります。 141ページ、議案第110号令和元年度美咲町倭文西財産区特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ3万4,000円を追加し、総額を20万2,000円にするものであります。歳入では繰越金3万4,000円を追加し、歳出は予備費に3万4,000円を追加するものであります。 59ページ、議案第111号平成30年度美咲町歳入歳出決算の認定についてであります。 一般会計と23の特別会計の決算について認定をいただくものであります。一般会計の財政規模を前年と比較してみますと、歳入決算額112億6,858万1,000円で、対前年比2.1%の増、歳出決算額104億9,194万6,000円で対前年比1.8%の増と、財政規模が拡大をいたしました。これは西日本豪雨災害等に伴う災害復旧費、津山圏域資源循環施設組合負担金、診療所開設準備事業費、柵原総合支所臨時管理費等の増額が主なものであります。また、繰越明許費は5,590万円で、実質収支額は7億2,073万5,000円となりました。 美咲町の平成30年度の財政運営に当たって、歳入面においては大幅な税収回復の兆しはなく、自主財源の増加は見込めない状況の中、地方交付税においても合併算定がえ期間の経過による段階的な縮減が4年目となるなど、現下の厳しい経済と地方財政の状況に鑑み、地方税負担の公平・適正化と普通交付税、地方交付税、特別交付税、国県補助金の確保に努めるとともに、過疎対策事業債、辺地対策事業債等、地方交付税の見返り率が高い町債の優先的な活用を行い、生活関連社会資本等の整備に充当するなど、財源の確保を図ってきたところでございます。 歳出面においては、財政全般にわたって節減、合理化を進めながら、限られた予算の政策課題に対する重点配分と経費支出の効率化に徹し、可能な限り借入金への依存度を抑えるとともに、必要な社会資本の整備を行ってきたところであります。 また、美咲町第2次振興計画、美咲町過疎地域自立促進市町村計画、みさき創生総合戦略等との整合性も図りながら、「人輝くまちみさき」の理念のもと、子供から高齢者までの多世代がお互いに支え合い、生き生きと暮らすことができる地域づくりのため、地域力の強化等、重要課題の実施に向けた行財政運営を行ってまいりました。 普通会計の財政構造の指標を見ると、実質公債費比率につきましては10.1%と年々改善傾向にありますが、経常収支比率は83.1%となっており、財政構造の弾力化は依然として厳しい状況にあります。今後もさらなる経常経費の抑制に留意する必要があると考えております。 平成30年度の歳入歳出決算額の具体的な数値につきましては、平成30年度美咲町歳入歳出決算書並びに平成30年度一般会計決算の特色を配付させていただいておりますので、ご確認をいただき、審議の参考にしていただけたらと思います。また、特別会計個々の説明は割愛をさせていただきますが、歳出においては徹底した節減、合理化を進め、一般会計を含め特別会計におきましては黒字決算となっております。ただし、美咲町住宅新築資金等貸付事業特別会計におきましては歳入不足が生じたため、これを前年度繰上充用金で補填をしております。 61ページ、議案第112号財産の取得についてであります。美咲町防災カメラシステムの老朽化に伴い、防災カメラシステム一式を更新し取得するものであり、地方自治法第96条第1項第8号及び美咲町の議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものであります。取得金額は2,209万3,500円で、うち消費税額は200万8,500円であります。取得の相手方は岡山市北区磨屋町10番地12号、綜合警備保障株式会社岡山支社支社長広澤政弘氏であります。なお、本議案につきましては議会開会の初日であります本日ご審議いただき、ご議決賜れば幸いであります。 次に、62ページ、議案第113号柵原、吉井、英田火葬場施設組合規約の変更についてであります。管理者に事故あるとき、副管理者から職務代理者を選出する方法を明確にするため同組合規約の変更を行うもので、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、報告第4号第30期株式会社美咲物産経営状況の報告についてであります。地方自治法第243条の3第2項の規定により、第30期株式会社美咲物産の経営状況の報告が添付書類のとおりありましたので、ご確認願います。 報告第5号平成30年度一般財団法人美咲町農業公社経営状況の報告についてであります。地方自治法第243条の3第2項の規定により、平成30年度一般財団法人美咲町農業公社経営状況の報告が添付書類のとおりありましたので、ご確認願います。 報告第6号専決処分した訴えの提起の報告についてであります。地方自治法第110条第1項の規定により専決処分したもので、同条第2項の規定により報告するものであります。理由、町長の専決事項の指定について、事項7に該当、請求の価格が140万円以下の訴えの提起、和解及び調停に関することに該当するため。事件名、みさきネット使用料請求事件。請求内容、みさきネット使用料及び督促状発行手数料の総額8,380円であります。 以上、32議案につきまして提案理由並びに議案内容の説明及び報告3件について報告、説明させていただきました。 なお、読み間違い等がありましたら議案書が正しいものとご理解をいただき、適正妥当なご議決を賜りますようよろしくお願いをいたします。 以上でございます。
    ○議長(松島啓君) 議案第82号から議案第113号について、提案理由、報告事案の説明は以上お聞きのとおりです。 ここでお諮りします。 ただいま提案されております議案のうち、議案第112号については委員会付託を省略し、この後、質疑、討論を行い、表決したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 異議なしと認めます。したがって、議案第112号については委員会付託を省略し、この後、質疑、討論を行い、表決することに決定しました。 日程第8、議案に対する質疑。 これから議案第112号に対する質疑を行います。 それでは、順次質疑を願います。 11番貝阿彌議員。 ◆11番(貝阿彌幸善君) 議案第112号のいわゆる財産取得について、ちょっと質問をさせていただきます。 この取得の目的については老朽化のために更新するという部分で、旧地をこの前、全協で説明をいただきました。12カ所に8カ所を追加で20カ所ということになっておろうかと思います。その8カ所新たに追加された部分についての設置に関する新設場所の決定と、その経緯についての説明がなかったように思いますので、その辺についてはいかがかちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(松島啓君) 浦上くらし安全課長。 ◎くらし安全課長(浦上彰君) くらし安全課の浦上でございます。11番貝阿彌議員のご質問にお答えさせていただきます。 この防災カメラでございますけども、平成21年に設置いたしまして、河川につきましては10カ所、それから三休並びに大垪和等にありまして12カ所、今設置いたしております。10年を経過しまして、機器の老朽化、故障等も発生しておりまして、ここで新たに整備をするといった中で、各地域等どこら辺が必要だろうかという役場内並びに地域の方ともちょっとお話しさせてもらいまして、中央地域に2カ所、旭地域に2カ所、それから柵原地域に1カ所、今回増設させてもらうとともに、美咲町にはヘリポート、こちらのほうにつきましても各地域に1カ所ずつございます。こちらにつきましても地域のヘリポート等を設置しておりますので、実際にヘリが来る際の安全上の確認をするためにもそれぞれ1カ所ずつ設置をしよういった格好で決定させてもらっているところでございます。 なお、場所の選定、新たな5カ所につきましても地元の協議等もさせてもらいまして、被災箇所等、そちらのほうも勘案させてもらいながら決定させてもらったものでございます。 以上でございます。            (11番貝阿彌幸善君「ちょっとよろしいか」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) はい。 ◆11番(貝阿彌幸善君) 今設定された以外には、そうした要望等々についてはなかったということですか。 ◎くらし安全課長(浦上彰君) 一応いろいろと協議させてもらいまして、予算等の限りもありますし、機器等の設置台数がふえたらそれだけメンテのほうもかかるということでうちのほうでも絞らさせてもらいまして、今回20カ所のほうを設置させてもらうといった格好にさせてもらいました。なお、まだまだ今後災害等が発生し、予見される場合がございますけども、それらにつきましてももしも必要となった場合につきましては対策のほうも講じてまいりたいとは考えております。 以上でございます。            (11番貝阿彌幸善君「以上です」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) ほかに質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) これで議案に対する質疑を終わります。 日程第9、討論。 これから議案第112号について討論を行います。 それでは、順次発言を願います。 討論はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 以上で討論を終わります。 日程第10、表決。 これから議案第112号について採決します。 議案第112号を挙手により採決します。 議案第112号を原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(松島啓君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ここで、ただいまから午前11時30分まで休憩します。(午前11時11分) ○議長(松島啓君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午前11時30分) ただいまの出席議員は13人です。 日程第11、平成30年度美咲町の事務事業の執行管理、平成30年度財政健全化判断比率、資金不足比率について監査委員の監査が行われていますので、代表監査委員の大天嘉行氏に監査報告を求めます。 大天代表監査委員。 ◎美咲町代表監査委員(大天嘉行君) 監査委員の大天嘉行と言います。よろしくお願いいたします。 30年度の決算審査等の結果について報告をいたします。 地方自治法第199条第4項の規定により行った監査、同法第233条第2項の規定により審査に付された平成30年度美咲町一般会計及び同特別会計歳入歳出決算並びに同法第241条第5項の規定により審査に付された基金の運用状況を示す書類を審査した結果について、次のとおり意見を付して報告をいたします。 平成30年度美咲町一般会計・特別会計歳入歳出決算審査結果意見書。 1、審査対象。(1)平成30年度美咲町一般会計歳入歳出決算書、(2)美咲町みさきネット事業特別会計歳入歳出決算書、(3)住宅新築資金等貸付事業、(4)津山・柵原・吉井線共同バス運行事業、(5)津山・西川線共同バス運行事業、(6)旭川ダム沿線バス運行事業、(7)国民健康保険事業、(8)介護保険事業、(9)介護サービス事業、(10)久米郡介護認定審査事業、(11)国民健康保険診療所事業、(12)久米郡障害支援区分認定審査事業、(13)後期高齢者医療、(14)柵原飯岡簡易水道事業、(15)柵原北部簡易水道事業、(16)柵原中央簡易水道事業、(17)統合簡易水道事業、(18)中央簡易水道事業、(19)中央北部簡易水道事業、(20)中央打穴・大垪和簡易水道事業、(21)下水道事業、(22)柵原公共下水道事業、(23)中央公共下水道事業、(24)用地取得造成事業、(25)倭文西財産区、(26)平成30年度美咲町一般会計・特別会計歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書、(27)平成30年度財産に関する調書。 2、審査期間。令和元年7月3日から令和元年8月19日までの10日間です。 3、審査会場。美咲町役場、旭総合支所、旭保育園、柵原総合支所、柵原東保育園、柵原西保育園です。 4、審査の方法。一般会計及び特別会計の歳入歳出決算書及び付属書類は、その係数が正確であるか、予算の執行が適正に行われているか、財務に関する事務が法令に準拠して処理されているかなどの点について審査いたしました。 また、基金については、その設置目的に沿って適正に運用されているかなどを審査しました。 審査の過程では、関係職員からの説明を聴取するとともに、例月出納検査も参考にして実施をいたしました。 5、決算の概要。平成30年度各会計の決算額は、歳入総額183億5,641万6,053円、歳出総額171億8,148万6,250円で、歳入歳出差し引き残額11億7,492万9,803円を翌年度へ繰り越しております。この中には繰上充用の措置をとっている1会計があり、その額は2,544万5,840円であります。 一般会計の決算額で、歳入歳出差し引き残額は7億7,663万5,396円で、前年度に引き続き黒字決算となっています。 普通会計における実質収支は黒字であり、単年度収支においても2,473万3,000円の黒字となっています。歳入における町債は17億3,955万7,000円となっており、歳入構成比では14.5%となっております。歳入を対前年度で比べると、地方交付税、配当割交付金等が減少しております。また、歳出における公債費は13億161万1,000円であり、前年度15億3,369万2,000円に対し、10.1%の減となっています。 平成30年度末の普通会計における地方債残高は、112億1,893万円と前年度まで年々減少していたが、みさきネット施設更新事業及び平成30年7月豪雨による災害復旧費等のため増加をしています。一方、基金残高は、平成30年度は81億7,286万9,000円であり、前年度79億3,763万6,000円と年々増加をしております。実質公債費比率は10.1%と改善していますが、財政構造は経常収支比率が依然として80%を超えており、硬直化により今後の運営には多難が予想され、自主財源の確保、諸経費の節減、合理化、計画的な町債発行等により一層効率的な財政運営が必要であります。 6、審査結果、(1)総評。 令和元年7月3日付で美咲町長から提出された平成30年度美咲町一般会計・24特別会計の歳入歳出決算書、同歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書は法令に準拠して作成されており、計数と歳入歳出予算整理簿、歳出予算流用及び予備費充当並びに出納証憑書類を照査し、さらに関係調書、関係書類の提出と担当者の説明を求める等により慎重に審査した結果、計数はいずれも適合しており、誤りのないことを確認いたしました。 なお、一般会計における歳入歳出差し引き額は7億7,663万5,396円、繰越明許額5,590万円で、諸経費の節減努力や交付金配当等により予算額の余剰を生じたものであると思われます。繰越明許費を差し引いた実質収支額は7億2,073万5,396円であります。科目によっては不用額も生じているが、所要見込み額の十分な精査を行い、他の必要な事業へ振りかえるなどの有効、適切な執行を要望するものであります。 基金の運用状況については、財政調整基金ほか8件の取り崩しはあったものの、いずれも適正な理由によるもので、基金台帳を検査した結果、適正に運用処理されておりました。 また、新たに庁舎建設基金、長期振興まちづくり基金、通学用自転車購入基金、教育施設整備基金などの基金積み立てがあり、いずれも適正に処理されておりました。 (2)指摘事項。 ①公共施設等の管理について。本町では少子・高齢化、人口減少、厳しい財政状況、住民ニーズの多様化などの中にあって、公共施設等の維持管理の効率化により維持管理費の縮減を図り、持続可能な行政運営を進めていくために、平成28年度に美咲町公共施設等総合管理計画を策定し、平成29年度から平成58年の30年間の計画期間中に42%の公共施設を削減するとしています。計画の正確性や実効性を確保するには、施設の新設、解体、売却など、状況の変化を計画に反映し、実行していくことが必要不可欠であります。継続的に計画の見直しを進め、着実に実行をされたい。 ②指定管理者制度について。本町では57の施設に対し、住民サービスの向上を目的に指定管理者制度を活用しておりますが、今後も施設を適正に管理運営するためには、各担当課による指定管理者に対する指導監督を行うことが重要であります。各担当課は、毎年度終了後30日以内に指定管理者から提出される事業実績報告書や収支決算書の内容を十分精査するとともに、適宜施設の状況を確認し、必要に応じ指定管理者に対する指導等を行うなど、施設の適切な維持管理や事業運営の一層の充実を図る必要があります。また、指定管理料においては、引き続き管理費用の適正化に向け、事業内容の精査を行われたい。 ③随意契約について。普通地方公共団体の契約は、地方自治法第234条第1項において、売買、貸借、請負、その他の契約は一般競争入札、指名競争入札、随意契約または競り売りの方法により締結するものとするとされており、随意契約については同条第2項において指名競争入札、随意契約または競り売りは、政令で定める場合は該当するときに限りこれによることができると規定されています。広い分野で行われている業務委託に係る1者随意契約について、一部に疑義のあるものが見受けられたが、おおむね適正に処理されておりました。本来、一般競争入札を原則とする地方公共団体の契約においては、1者随意契約は特殊なものであり、地方自治法や地方自治法施行令、美咲町財務規則などに則した履行が求められます。 ④債権回収について。平成29年度7月より徴収対策室が設置され、平成30年度においては3,200万円を超える滞納未収金を回収するなどの一定の成果が見受けられました。財源確保のためにも、法的手続を含め積極的な債権回収が必要であるが、債権回収を徴収対策室と各担当課のいずれが主となり業務を行うのか、不明瞭な点が見受けられました。時効による債権放棄を防止するためには、債権管理、臨戸訪問など、徴収対策室を中心とした業務の実施を行うための組織体制づくりが必要であります。 ⑤公印の使用について。美咲町文書管理規定第13条ただし書きでは、公印を押印しないものとして、部内者に対する往復文書、簡易な文書、案内状、礼状、挨拶状等の書簡、祝辞、弔辞、その他これに随する文書、その他公印の押印を省略しても支障がないと主幹課長が認められるものと規定されております。しかし、税金の還付通知など公印が必要と認められるものに対し、押印がされていないケースが見受けられました。公印の使用に限らず、日々の職務において各種法令を遵守し、適正な事務の執行に努められたい。 7、審査意見。 本町における高齢化率は40%を超えて、少子・高齢化がますます進む状況の中で、国民健康保険事業、介護保険事業といった社会保障給付費の増加、防災事業費の確保、また町有施設の多くが老朽化してきており、修繕、更新費用が本町財政に長期間にわたり多大な財政負担を強いることが確実視されます。振興計画や美咲町公共施設等総合管理計画を着実に推進し、将来に係る町財政への負担軽減を図ることで安定的な財政運営を図られたい。 高度化、複雑化する社会における住民サービスに対するため、職員個人に高い資質が求められるようになっております。職員の適正な配置はもとより、計画的な採用、専門職などの人材の確保、育成が必須であります。また、不足する職員の業務を補充するため、AIの積極的な活用を図られたい。このほかにも、平成30年7月豪雨災害による災害復旧工事や柵原地域における学校建設、少子・高齢化に伴う公共交通のあり方、防災、来年度から実施される上水道の公営企業会計化など、多くの課題に取り組む必要があります。 最後に、財政状況が厳しさを増す中で、社会経済情勢の変化を的確に把握し、事務事業の優先度、緊急度等を精査するとともに、財源の確保における一層の創意工夫を凝らすことにより効率的な行政運営に努め、さらなる住民福祉の向上と町勢の発展を図るため、全職員が一丸となって住民満足度の高い安全・安心なまちづくりを望むものであります。 続きまして、平成30年度健全化判断比率に係る審査意見について報告します。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定に基づき審査に付された平成30年度に係る健全化判断比率及びその基礎となる事項を記載した書類を審査したので、次のとおりです。 健全化判断比率審査意見書。 1、審査の対象。(1)実質赤字比率、(2)連結実質赤字比率、(3)実質公債費比率、(4)将来負担比率。 2、審査の期間。令和元年8月16日。 3、審査の要領。 (1)町長から提出された健全化判断比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類が関係法令等に基づき適正に作成されているかどうかを確かめました。 (2)法令等に照らし、健全化判断比率の算定過程に誤りがないことを確かめました。 (3)法令等に基づき適切な算定要素が健全化判断比率の計算に用いられているかを確かめました。 (4)審査の方法については、健全化判断比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類並びに関係諸帳簿の閲覧、計数の突合、関係職員からの説明聴取等、通常実施すべき監査手続及びその他必要と認めた監査手続を適用いたしました。 4、審査の結果。 (1)総合意見。審査に付された次の健全化判断比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められました。 (2)是正改善を要する事項。早期健全化比率は基準内であるが、経常収支比率は依然厳しい状況で、財政の硬直化が進んでおります。今後、実質公債費比率は減少傾向にあるように見受けられるが、さらなる健全財政の運営に努められたい。 続きまして、平成30年度資金不足比率に係る審査意見について報告をいたします。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づき審査に付された平成30年度美咲町柵原飯岡簡易水道事業特別会計等11会計に係る資金不足比率及びその基礎となる事項を記載した書類を審査したので、次のとおりです。 資金不足比率審査意見書。 1、審査の対象。美咲町柵原飯岡簡易水道事業特別会計に係る資金不足比率ほか11特別会計に係る資金不足比率でございます。 2、審査の期間。令和元年8月16日。 3、審査の要領。 (1)町長から提出された特別会計に係る資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類が関係法令に基づき適正に作成されているかどうかを確かめました。 (2)法令等に照らし、資金不足比率の算出過程に誤りがないかを確かめました。 (3)法令等に基づき適切な算定要素が健全化判断比率の計算に用いられているかを確かめました。 (4)審査の方法については、資金不足比率及び算定の基礎となる事項を記載した書類並びに関係諸帳簿の閲覧、計数の突き合わせ、関係職員からの説明聴取等、通常実施すべき監査手続及びその他必要と認めた監査手続を適用しました。 4、審査の結果。 (1)総合意見。審査に付された下記特別会計に係る資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められました。 (2)是正改善を要する事項。早期健全化比率は基準内であるが、経常収支比率は厳しい状況で、財政の硬直化が進んでおります。現在、実質公債費比率は減少傾向にあるように見受けられるが、引き続き一般会計から多額の繰り入れが予想されており、健全財政の運営に努められたい。 以上で報告を終わります。 ○議長(松島啓君) 監査委員による決算監査報告は以上お聞きのとおりです。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次回の議事日程は明日9月3日午前9時30分から本会議を開き、一般質問を行います。 本日はこれをもって散会といたします。(午前11時53分)...